不変的なシンボリックな存在であるバーキンに新しく加わった”外縫い”について、ご紹介させていただきます。
バーキンについては以前別の記事でもご紹介させていただきましたので、
バーキンについてもっと詳しく知りたい方はこちら>>
■ バーキンの内縫いと外縫いを比較
正面からの内縫い、外縫い比較
▼左:内縫い 右:外縫い
底部分の内縫い、外縫い比較
▼左:内縫い 右:外縫い
■ そもそも外縫い、内縫いとは
革の縫製の仕方の違い
“内縫い・外縫い”は、バッグの淵における革の縫製の仕方を指します。
バッグをサイコロのような立方体の箱と見ると、正面、横、底の部分のパーツのつなぎ目を、バッグの内側から縫うか、外側から縫うかの違いになります。
内縫いは、バッグの内側から縫いあわされている為、淵の革は内側に対して折り込まれるようになっています。
その為、革を縫いあわせるステッチ(糸)は表側からは見ることができません。
対して外縫いは、革を外側から縫いあわせる為、ステッチは表側から見ることができます。
外縫い、内縫いの印象の違い
内縫い・外縫いの、2つの縫い方で製造されるバッグは、今までは”ケリー”だけでした。
異なる縫製を”見た目”と”サイズ感”の2つの視点で比較してみます。
①見た目
内縫い・・・ややカジュアルな印象
外縫い・・・フォーマルな印象
②サイズ感
内縫い・・・少し小さく見える
外縫い・・・若干大きく見える
外縫いは、革がピンと伸ばされた状態で縫製されるため、見た目にも張りがあり、フォーマルな印象になります。
内縫いは、内側に折り込まることで革に多少ゆとりが生まれ、柔らかい印象になります。
また、革が内側に折り込まれている分、横幅の外寸は内縫いの方が数ミリ短くなります。
■ バーキンの外縫いは、今までに発売されていた?
確認できる限りにはなりますが、今まで、外縫いのバーキンは発売されたことはないのではないかと思われます。
それだけに、”バーキンの外縫い”は、衝撃的な新作といえるのではないでしょうか。
■ 内縫い・外縫いは買取金額は違う?
同じ素材、同じカラーでも、縫製が内縫い・外縫いで異なる場合、査定金額も異なる可能性が高いです。
理由としては、
①国内定価が外縫いの方が高い
②人気と流通量などによって、査定金額に差が出る
ということが考えられます。
ご参考までに下記は2020年1月時点でのエプソン素材の国内定価となります
|
内縫い |
外縫い |
ケリー 28㎝ |
1,120,000円 |
1,250,000円 |
バーキン25㎝ |
1,140,000円 |
1,300,000円 |
2020年1月時点で、バーキンの場合、外縫いの方が流通数が少なく、国内定価も高いため、査定金額は高くなる可能性があります。
■ 最後に
絶対的な憧れでもあるバーキンに、カチッとしたフォーマルな印象を与えてくれる新作の”バーキンの外縫い”が加わり、今後の人気やサイズ、カラーなどの展開にも大注目ですね。
まだ流通量も少なく、実物を見るという機会も限られてしまうかと思いますが、入荷があればオンラインストアに掲載予定のため、ぜひチェックしてみてください。
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